煙草(タバコ)をやめる方法~禁煙達成への道~

煙草をやめるための動機付け

 

 

 

ほんのささいなことでも、禁煙のためには立派な動機になります。あなたが禁煙を始める理由も、ここにあるのではないでしょうか。

 

①さまざまな疾患による死亡のリスクが低下します。肺がんを始めとするさまざまな疾患は、喫煙が発症や進展に深く関わっている恐れがあります。

 

逆を言えば、禁煙によりさまざまな疾患の発症・死亡のリスクが低下したり、進展が押さえられます。例えば肺がんでは、喫煙者は非喫煙者の4倍以上の死亡率であったのが、 禁煙5年後には1.61倍にまで下がっていきます。タバコをもともと吸わない人並の死亡率に戻るには、喫煙歴が短いほど速いことも明らかです。

 

 

②禁煙を始めた後しばらくは、イライラや集中困難、疲労感などのつらい症状に悩まされるでしょう。また、皮膚温度の上昇や心拍数の減少など、禁煙を始めたその日から、 生理的には全て正常な方向に向かっていきます。

 

 

③喫煙は身体の免疫力を低下させ、老化を促進するといわれています。また、血管収縮やビタミンC破壊が促進されるので、シミやシワ、肌あれの原因に。いつまでも若々しく健康的な素肌のためにも、禁煙あるのみです。

 

 

④煙草やライターなど、喫煙にかかる経費を「喫煙直接経費」と呼びます。例えば、1日に2箱煙草を吸っている人は1年間で22万円程度のタバコ代を支払っています。 つまり禁煙すると、10年間で216万円ほども節約できるのです。

 

 

⑤タバコ1本あたりの 有害成分の量 』は、副流煙の方が主流煙より多く、また副流煙は強いアルカリ性で、主流煙より粘膜刺激性が強いことが明らかにされています。 愛煙家の間では「紫煙」と呼ばれる副流煙は、タバコを吸わない周囲の人々にとっては、自分の意に反して健康を害される、非常に迷惑で危険な煙なのです。

 

 

 

健康のため、経済的損失や社会風潮と、タバコをやめるための動機を挙げてきました。しかし、禁煙を成功させるためには「いつから始めるか」も大切な要素です。

 

禁煙開始後の1~2週間は、イライラや集中困難などによるストレスがたまります。そこで禁煙をいつから始めるか、いくつかのポイントをご紹介します。

 

・身体的に健康な時
・精神的なストレスがない時
・誕生日などの記念日
・休日など喫煙環境に出向かなくてもよい日
・年始、新年度など新しいシーズンの始まり

 

このような時に決意してみてください。要はあなたのやる気だけですね。