禁煙パッチを貼って誰にも知られずに禁煙
禁煙パッチを使用した禁煙治療は、禁煙の達成率が高いようです。
厚生省の調査によると、禁煙パッチで5回の禁煙治療を受けた約600人のうち、約63%は3ヶ月後も禁煙を継続し、半年後でも約54%が禁煙を続けていたということです。
タバコを吸うと、血液中のニコチン濃度が急激に上がり、脳内でドーパミンという物質が多く分泌されます。
ドーパミンとは、脳内の「幸福物質」とも呼ばれ、人が満足な状態にある時に分泌されるホルモンで、ヒトはこの脳内麻薬が分泌される行動を好んで繰り返します。
しかし、禁煙パッチは皮膚に貼るとニコチンが安定して体内に吸収されるので、こうした喫煙欲求が抑えられるのです。
現在日本では、禁煙パッチの効果の高さは実証されているにも関わらず、医師の処方箋がなければ手に入りません。しかし、保険が摘要されたこともあり、これからはニコチンパッチを利用する人が増えるのではないでしょう。
禁煙パッチの使用法は、寝起きに、上腕やお腹にはり、夜寝る前に取ります。1日1回すればよいのでラクです。しかも他人には分かりません。
ただし人によっては気分が悪くなったり、皮膚にかゆみや湿疹などが出る場合があります。
また、ニコチンパッチに依存してしまうとう問題点があります。禁煙を決めたら、早めに決別するという強い意思を持つ必要があるようですね。